デザインTシャツ【コウシュ】のブログ


インドや中国などの大陸から伝えられた模様を基礎としつつも
日本独自の四季や環境の中で平安時代頃から育まれてきた日本の文様。

日本の伝統的模様には植物由来のものがたくさんあるが、
今回は葵文(あおいもん)に注目。

葵の文様は、
馬の鈴草―ウマノスズクサ科に属する
フタバアオイ(Asarum caulescens)をモチーフとしている。

葵紋といえば、
徳川家康が徳川家の権威をもたせるために独占した模様であり、
日光東照宮にイメージする金ぴか、ゴテゴテ、いわば成金趣味
(三猿はかわいいが)
を連想してしまうが、

このもとのフタバアオイは
山に野原に自生し、地表を這うツル性の植物。

家紋を3つの葉っぱに分解してじっくり見れば、
ハート型に素朴な葉脈模様、
なんとかわいいことだろう。

江戸名所百人美女の葵の模様の着物にも
フタバアオイの素朴な魅力があらわれている。
(400%ぐらいに拡大して見る必要)

この美女、なんだ古びた絵か、と一瞥して終わりそうだが、
実際に街を歩いていたら、と頭の中でじっくり想像すると、
相当おしゃれ際立つのではないか、と考えを新たにする。

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KOUSCH【コウシュ】- 1枚で存在感のあるデザインTシャツ。仕事や休日を心地よくクリエイティブなものに。

 

 

 

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