家にいなくちゃならない今、
だからと言って必ずしも暇というわけではない。
いや、むしろ忙しくなっているのではないか？

テレビ会議は間髪入れずに入ってくるし、
家にいる分、必要なものが増え、買い物も増え、ゴミも増え、掃除も増える。

一方、忙しいのに体を動かす量は減っている。
意識的に運動しなくては、と思っていても
そんな時間、どこにある？

そこで「ながら運動」のすすめ。

 

【仕事しながら編】

デスクワークをしながらの運動は、
仕事の生産性を落とさずに座ったままできるものが良い。

キーボードを打つときは、
・おなかをへこませてキープ
・横向きに座り、上半身をねじらせてキーボードを操作。左右とも繰り返す

テレビ会議に参加するときは、
・背もたれを使わずにのけぞり姿勢で腹筋を鍛える
・かかとを上げたり下げたりを続けて

 

【生理活動編】

歯磨きの際は、わりと何でもできる。
つま先・かかとの上げ下げや、ラジオ体操の一部を足だけ行うなど。

ドライヤーを使いながら、
ひじを胸の前から肩や頭などいろいろな方向に引き、戻す、というのを繰り返し、
肩の柔軟運動。

トイレに行く際は、便座に座るついでにスクワットを少々。

 

【日常の家事編】
運動と思えばうっとうしい家事も積極的にやる気になって一石二鳥。

掃除機をかけるときは、
お腹に力を入れ、片足ずつ後ろに足をまっすぐあげながら。
アイススケート選手になった気分で。

その途中、落ちているゴミやくつ下を拾う作業もぬかりなく。
ゆっくりしっかりしゃがみ、ゆっくり立ち上がる。

食事の用意や食器を洗う際は、
かかとの上げ下げや複式呼吸、片足立ちの他、
極力全てスクワット状態でやるという手も。

ゴミ袋は両手に持ってゆっくり上げ下げしながら出しに行く。

洗濯物は、しゃがむ作業にスクワットを取り入れ、
出来上がったものの仕分けの際は、
逆手でとったうえ、
体を伸ばしたりひねったりしながら極力遠くに置いていく。

買い物は、
・行きは、大股で、ひじをまっすぐ伸ばし、腕を大きく振って歩く
・手首や足首に重りをつけていっても良い
・階段があれば駆けって降りる、のぼる
・スーパーでカートを使う場合は、バーの真ん中を片手でつかみ、体幹を使いながら押していく
・買い物かごを持つときは手の向きを前に向けた逆手で
・レジを待つときはかかとの上げ下ろしや、おなかをへこませて
・帰りは、買い物袋を肩の後ろに持ち上げながらや、ゆっくり上下させながら歩く

多少の人の目は気にせずに。

 

【気合の入った家事編】
なかなか腰のあがらない気の重い家事も、
自分の体のためと思えばモチベーションが沸く。

お風呂掃除は濡れて良い服や裸で水遊び気分も味わいつつ。
しっかりしゃがんで下半身の筋肉を使い、
体を左右にひねったり、腕を大きく動かして。

窓を拭くのや雑巾がけも全身が使える良い運動。
高いところは腕をまっすぐ伸ばし、体をひねったり、
下の方はスクワットしながら。

 

さあ、今日からはじめよう。
全てやったら1日目はくたくたになるかもしれない。