デザインTシャツ【コウシュ】のブログ
二十四節気の中で一番小粋な名をあてがわれている「啓蟄」のこの時期。
啓蟄の七十二候は、
すごもりむしとをひらく(蟄虫啓戸)
ももはじめてさく(桃始笑)
なむしちょうとなる(菜虫化蝶)
と賑やかだ。
二十四節気は中国で生まれた暦であるが、
ところ変わって古代ローマの暦でも、
3月(Martius)はやはり物事が動き出す時期、
いや、そもそも、畑仕事が無い1月も2月も名前は当初あてがわれず、
3月が1年の始まりであった。
農耕と戦争の神マルス(Mars)の月ということでつけられた名前が
Martius(⇒英語ではMarchに)。
火星の名もこの神にちなんでつけられた。
ホルストの組曲「惑星」も、
火星(Mars, the Bringer of War)から始まるのだ。