デザインTシャツ【コウシュ】のブログ
大量生産・商工業の世界と美術・工芸の世界は、
20世紀に入ると相互に浸食しあい、
明確な境界を定義するのがナンセンスとなっている。
Tシャツやシルクスクリーンは大量生産の技術革新の中で生まれ、
広まったものであるが、
他方、現代アートからの影響も受けている。
Robert Rauschenbergは、
本来絵を描くはずの布地のキャンバスに、シルクスクリーンで写真の画像を転写。
キャンベルスープやマリリンモンローで有名なAndy Warholは、
お気に入り刷り師をかかえ、
電話で印刷を指示していた。
Jenny Holzerは単語で表現するワード・アートを追求しているアーティストであるが、
そのメッセージはTシャツに印刷され、
人々が着ることがまたその1つの表現手段となったのである。
※各アーティストの作品・写真はGoogle画像検索より