Foxy

デザインTシャツ【コウシュ】のブログ

冬の季語としても使われる狐。
雪の中を駆け回るキタキツネ、稲荷神社のお使いなどが思い浮かぶ。


歌川広重『名所江戸百景・王子装束ゑの木大晦日の狐火』(1857)
(大晦日に狐が集まって王子稲荷お参りする、という言い伝えを歌川広重が描いたもの。
これに影響を受け、現代の王子では毎年大晦日に「王子・狐の行列」が行われている)

 

キツネは、南極以外の全ての大陸に生息、
人間との関係は、メソポタミア文明よりさらに5000年前、
つまり今から1万年以上前の遺跡と言われるギョベクリ・テペの遺跡にも彫刻があるぐらい、
長い歴史がある。

 

その中で、世界の古今東西広まるキツネのイメージは狡猾であったり気取っている。

例えばクマなら、最近怖いニュースもありつつも、
テディベア、プーさん、パディントン、くまモン、リラックマ、・・・
と数えきれない程のかわいいキャラクターにも取り上げられるような存在。

これに対して、キツネは主人公で扱われることは少なく、
ディズニーの『ピノキオ』では、ピノキオを誘惑してだます優雅なペテン師として登場し、
『ロージーの散歩』では、ロージーを虎視眈々と獲物として狙いながらも全く成功しない役として登場する。

古くは旧約聖書の時点で既にぶどう畑や作物を荒らす動物、ずるい動物として表現されている。

他方、キツネは不思議な存在でもある。
中国や日本などアジアでは狐霊として民話に出てくるし、
日本でも「狐につままれる」といえば、不思議であったり不可解なこと。

フィンランドでは、
キツネ(Txurikettxu トゥリケットゥ)が夜の雪原を走ってしっぽで雪や岩をはじき、
それによって火花が散ってオーロラになるという。

 

世界でこれほど似たように、ずるい、神がかってる、と言った認識があるということは、
生物的な性質や人間との関わり方にその要素があるはず。

 

ところが、気づけば、案外キツネについて何も知らない!
どこにいる?どこかの田舎や自然の中?何を食べる?いつ寝る?どんな風に鳴く?

まず第一に、キツネは単独行動をしがちな動物のよう。
犬やオオカミの仲間であるが、性格は猫に近いとのこと。
獲物をじっと待ったり、人がいなくなってから食べ物をとったりと、賢い。
早朝や夜間に狩りを行うことが多く夜行性で警戒心も強いので、実際に目撃する機会はとても貴重と思われる。

そして、珍しく人が狐と出会う機会があったとき、
見かけはかわいいので、人は騙され、やさしくすると噛みつかれる。
鶏を襲ったり、畑を荒らしてしまうのでイギリス貴族の伝統競技Fox Huntingなど、駆除の対象にもなる。

 

机上で語っても何なので、生のキツネの映像を見てみよう。

【鳴き声】

鳴き方は40種類にものぼるとのこと。
ワンとかニャーとか、表現しにくいのも、かわいくない位置づけになってしまう理由だろう。

 

【動き】

背を低く潜ませながら慎重に歩く様子は、確かにずるく見えるかもしれない。

 

【狩りの様子】

きつねは高周波音、雪の下に動くネズミなどに対する聴覚がよく、
そして正確な方向感覚を持つ(狩りのジャンプの方向はいつも地磁気の南北軸)。

それを知らずにこんな光景を見たら、
得たいが知れず不気味であり、化ける訓練や神様と交信してると思ってしまうかもしれない。

 

 

さて、SNSでは世界中で人々が、
キツネを救ったらこんな恩返しをしてくれた、とか、ギフトを持ってきてくれた、とか、
ほほえましい報告をあげている。

また、都会の喧騒の中でのキツネとの交流から絵本が作られたりもしている。

きつねは恩返しをするのか?とAIに聞いてみると・・・

それは、キツネの特性ではありません、人間の、何でも感情移入して解釈しちゃう特性によるものです、とのこと。
キツネに化かされたような気分ではないか。

 

 

( Originally Posted on 2025-12-29 )

 

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