Sakura

デザインTシャツ【コウシュ】のブログ

七十二候で3/26~3/30は「桜始開(さくらはじめてひらく)」。

日本で1年をすごす中でおそらく誰もが無視するとか気づかないとかそんなことがありえないのが
桜咲く景色。

あまりに世の中が桜になりすぎて、
お茶の世界では、野暮だからとか、華やかすぎるから、とか、散りやすい・枝を切らないため、などの理由で
桜はお茶席には生けない、といった習慣もある様子。

それでもあらがうことの出来ない我々の桜愛。

その魅力は、薄墨色のはかなさとそれに対するボリュームの組み合わせにあるかもしれない。
例えば、牡丹があの量咲いていたら辟易とするし、
一輪の桜色の花が地面に咲いていても誰も気にも留めないだろう。

桜の魅力は言わずもがな、咲いている姿にとどまらない。
散る姿、若葉とまざった葉桜の時期、桜紅葉とも言われる葉が紅くなるとき、
冬の雪の中で真黒くコントラストをみせる幹、など。
そして樹皮は角館の樺細工や岐阜の曲げわっぱの留め具などにも使われ、美しく、
香りや花色はいまや春のスイーツにかかせないものになっている。

 

ここで寄り道、豆知識。
桜餅を包む桜の葉であるが、
流通シェアの大半を占めるのが、伊豆半島の松崎町のオオシマザクラの葉っぱ。
もともと薪素材として栽培されたいたものが需要が変わり、
葉っぱ生産用の桜となったもの。
葉っぱの収穫が目的なので、悲しいことに花は咲かせないとのこと。
塩漬けにすることで桜の香りがさらに強まり、
また、桜餅を乾燥から守って保存性も高めることとなる。
いまや桜の葉は立派な料理素材・お菓子素材となっていて、
桜の葉のレシピを検索すると、
混ぜご飯、おにぎり、しゅうまいに、
ケークサレ、フォッカッチャ、ハイボール、とありとあらゆる工夫が挙がっている。

 

さて、日本の特権のようなサクラであるが、
原産地をたどるとトルコ。
世界では花鑑賞のためより、チェリー、つまりサクランボ生産用に植えられている。

フランスでさくらんぼといえば、クラフティ(Clafoutis)。
ドイツといえば、チェリーの蒸留酒であるキルシュ(Kirsch)。
アメリカでは市販のお菓子や飲み物用にチェリー味が人気。それから、サクランボ一大産地のミシガン州ではさくらんぼの種飛ばし大会も。
ロシアの文学作品、チェーホフの桜の園。

各地域で歴史や文化に溶け込んでいる。

桜の園は木が整然と並んでいて、
たとえ生産用であってもそれはそれで美しいのだが、
小さな川を覆いつくすような桜や
ゴツゴツした老木にはかなげに咲きつくす枝垂れ桜の姿、
夜桜、
などは日本でこそ見られるもの。

 

今年のお花見プランはいかに?

 

( Originally Posted on 2026-03-15 )

 

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