大人もだいぶ経つと、
新しいものを買う理由や自分の中での言い訳が無くなってくる。

がんばったごほうびに、なんて甘ったれたこと、と自分で突っ込みを入れ、
「断捨離」や「もったいない」、「ミニマリスト」という流れに乗らされる。

でも実はそのストイックさに飽き飽きしてきたりもする。

そんなとき、気持ちよく、心置きなく、新しいものを手に入れるのに
自分を説得するちょうど良い言葉がある。

■　新調する
■　おろしたての

例えば
今までのスーツに飽きたので買い換えたい
というのと、
気分を一転、スーツを新調した
というのでは
なんと心証異なることだろう。

4月、新学期、桜の季節。

ルーチン的になってきた生活に、少し惰性入っている自分に、活を入れるため、
新たな気持ちに切り替えるため、
人々が新調しているのは、
スーツや仕事の身の回りのもののほか、
・箸
・下着
・枕カバー
・家具や家電
など。

暦上、「天赦日（てんしゃにち、てんしゃび）」は最上の大吉日だそうで、
財布や新しいものを買うのにおすすめの日としてネット中で大宣伝されている。
2017年は4月21日（金）や5月7日（日）他、のよう。

この「天赦日」、
「暦注下段」という暦の下段部分で定義されているもの。

「暦注下段」そのものは、
縁起の良い日も悪い日も定義しているので
人々が従いすぎると弊害も大きいと、
過去の世の統治者に3回も禁止された歴史があるそう。

そんなことを知りつつも、この際乗っておこう。
験担ぎは意思決定の負担を軽くする。