デザインTシャツ【コウシュ】のブログ


秋雨。

風流というよりは、嫌な雨だ。
梅雨よりも嫌なものだ。

それで、梅雨より嫌というのは何故なのかを考えてみると、

梅雨の季節は
雨が降っても降らなくても
じめじめと湿気が高く不快な季節。
それがわかっているから、心の準備も出来ているし、
梅雨入り、梅雨明け、なんていう発表もあって、
雨を楽しまねばという気になる。

しかし、秋雨は、

雨が降らなければ、
夏を名残惜しんだり、
からっと気持ち良い秋の日を楽しめるから、
毎年秋雨の存在を忘れているし、
雨が降れば邪魔に思えてくる。

とは言え、ものごとは捉え様。

夏目漱石は、
さらさらと護謨(ゴム)の合羽に秋の雨
と詠んだ。

外の雨がさらさらさらさらと聞こえてきただろうか。

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