Architecture by Sea

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デザインTシャツ【コウシュ】のブログ

夏といえば海。

サーフィンやダイビング、リゾートビーチが好きな人であれば、
夏に限らず海の話題はつきないことだろう。

他方、あのぎらぎらの太陽、
しょっぱい海、
まとわりつく砂と潮風、
と、海にめったに近寄らず、敬遠する人もいるだろう。

そこで、
今回は「文科系的海の楽しみ」として、
海辺の建築にフォーカス。

 

まずはゴージャス、王道の、海辺の家から。

フランス、リビエラ海岸の
ピエール・カルダンのバブルパレス(Palais Bulles、Bubble Palace)。
球形づくしの異空間。

建物全体の写真を見ると
少し気持ち悪い生命体のような感じもしなくもないが、
内部の居心地は良さそう。

人類は自らを、
dead end(行き止まり)だらけの四角形、
つまり、動きを妨げ、調和を壊してしまう空間に閉じ込めてしまった。
直線とは大自然に対抗するものであり、
全てのものは、曲線で、スムーズに、柔らかく、体やアイディア、気持ちが自由に流れるようにあるべきだ。
この建物を設計したAntti Lovagはこのように考えた。

バブルパレス(Palais Bulles、Bubble Palace)は、
建築家Antti Lovagと長期に渡ってその活動を支援していた自動車業界の実業家Pierre Bernardにより
始められたプロジェクト。
Pierre BernardとAntti Lovagについてや、その最初のプロジェクトMaison Bernardについて知るのもおもしろい)
ところが、実業家Pierre Bernardが死んでしまい、
1992年にオークションで購入、この建物を完成させてほしいというPierre Bernardの遺志をついだのが、
ピエール・カルダンである。

ピエール・カルダンは
自分のコレクションを展示する場、
そして支援しているアーティストたちの作品を並べ、見せる場、
俗世や既存の枠組みと離れて独創的なアイディアを発想する場、
ユニークなイベントを開く場所として使うことを想定し、
内装にこだわりつくした。

そのスペックは、
・カンヌにほど近いMassif de L’Esterelに存在
・180度パノラマで広がる地中海を眺めることができるロケーション
・約7,080平米=2,140坪
・6階層構造
・現代アートが飾られたベッドルーム10部屋、バス・トイレつき
※ベッドも円型なのでどちらに向いて寝れば良いのか迷いそうとの話もあり
・インフィニティプールや池、500席の野外ホールつき

実際、様々な外部イベントにも貸し出されていて、
2002年にはMTVによるジェームス・ボンド誕生40週年記念パーティー(1962年の007ドクター・ノオより数えて40年)や、
2015年にはDiorのCruiseライン2016のショーが開催された。

現在94歳のピエール・カルダン、
ビジネスもまるごと売り払いたいと発言していたり、
なにやらラコステ村の古い建築群を買い漁っているそうで、
そのたくらみの一貫か、
バブルパレス(Palais Bulles、Bubble Palace)は2015年から売りに出されている。

2015年に4.55億ドルだったところが、現在3.55億ドルで売り出し中
売り出し期間中は、1日1,125ドルで借りることも可能。

 

 

お次は、
海抜ゼロメートル地帯が国土の4分の1を占めるオランダの建築会社の話。
Waterstudioは、その会社の名の通り、水上の建築に特化した会社。
2050年には人類の70%が都市に住むと予測され、
その都市の存在場所に目を向けると、
世界の大都市の90%はウォーターフロントという事実。
地球温暖化に伴う海面上昇をふまえ、
これからの建築のあり方を変えていかなければならないというビジョンのもと
建築家Koen Olthuis(1970~)が率いる。
Waterstudio.nl

その建築物には、
海に完全に浮かぶ集合住宅”Citadel”(砦)
・モルジブのホテルAMILLARAH PRIVATE ISLANDSの各顧客が宿泊するプライベート「アイランド」

の他、
水に浮かぶモスク
や、
海中から会場まで様々な生物が生息できる”Sea Tree”
といった構想もあるようだ。

 

 

世の中には構想だけされて実在しない設計が多数存在する。
厳密には海ではないが、
死海の真ん中に立つ共同墓地Yarauviもそんな夢のひとつ。
”Yarauvi is a place where any person—regardless of nationality, race, religion, age or affluence—can be laid to rest. By choosing this site as a final resting place, any citizen of the world can contribute to a growing monument to tolerance, reconciliation and unity.”
素敵だ。

 

北欧に目を向けると、
自然と共生するデザインの海辺の建築に出会う。
海岸でのアウトドアライフを充分に楽しめるように作られたデンマークの海岸のシェルター(避難小屋)
ノルウェーの建築学科の学生がつくった海辺ぎりぎりにたつサウナハウス(真冬でも海に飛び込むのだろう。。。)

 

中国も負けてはいない。
Vector ArchitectsのGong Dongの建築による
砂浜の図書館
集中して読書したり、海を眺めてぼんやりゆっくりと英気を養うのも良いだろう。

気分だけでも世界一周、海辺の建築めぐり。

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