デザインTシャツ【コウシュ】のブログ


11月である。
手帳を使う人にとっては来年の手帳を買うのが楽しみな時期。
手帳で1年を振り返り、また、新たな1年の目標をたてる機会にもなる。

日本で手帳が大量生産されたのは、
1879年(明治12)大蔵省印刷局でつくられ一般販売された懐中日記から。
その後この懐中日記は1895年から博文館により発行されるようになり、
今でも販売が続いている*。

紙の手帳の良さは
スケジュールを1か月や1年単位で俯瞰できること、
手で書くことによって考えが整理されること、記憶されること。

筆者個人はデジタルでスケジュール管理するようになって久しいが
(他の人とスケジュールを共有できる利便性・必要性からの選択)、
確かに中高時代に配られていた年間スケジュール表によって、
頭の中に4月から3月までの定位置と1週間の定位置が作られ、
予定はいつも頭の中のそこに書き込まれるようになった気もするから、
紙で俯瞰できるっていうのは有効かもしれない。

昨今、スケジュール管理はスマホで、クラウドで、となって来ているので、
手帳業界は、スケジュール管理だけでは生き残れない、といろいろな趣向を凝らしている。

昔を振り返って、
レオナルド・ダ・ヴィンチは1万枚以上のアイディアを手帳に書き残し、
アメリカ建国時の偉人ベンジャミン・フランクリンは13の守るべき美徳を自分に課し、表にしてチェックした
(20歳から少なくとも79歳の時点までである(これらの項目は20歳らしいといえば20歳らしい気もするが))、
というような例を出すまでもなく、
手帳には予定だけでなく、
目標や行動、アイディアなど、ワンストップで何でもかんでも書かれてきた。

というわけで、
手帳を買うなら、単にスケジュール管理目的だけでなく、
メモをたくさん書き込める手帳や夢をかなえるための目標手帳、県民手帳など、
多様な品ぞろえから選ぶことができる。

他方、そのニーズをデジタル界が放っておくはずがなく、いまや目標管理もアプリで可能。
ただ、10年単位のゴールを設定できる、というアプリ、
そこに目標を書き込み、日々見返す、というシーンを想像すると、
せっかくの目標がなんとも陳腐になってしまう気もする。

やはり一年の計、十年の計をしるすには手書きで魂を込めるのが一番、
どうせなら墨を使って筆で宣言したい。


*懐中日記

買ってしまいました。

横10cm x 縦14cm、厚さ1cmほどでまさに懐中に入るサイズ。
2

表紙は明るく濃いオレンジ色。
3

文庫本のような紙のカバーにはその年の干支の絵、
2017年版は、にわとりとひよこ。

中をあけると、
国民の祝日、節気、雑節、新暦旧暦対照表、日出入時刻、世界各地の標準時、
年間カレンダーが冒頭にあり、
その後、日ごとの記入欄がある。
1

日別の記入欄は5cm x 6cmぐらいなので、
予定を書き込んでもよいし、
日々の雑感やアイディアをとりとめもなく書くというのもよさそう。

埋まるか・・・白紙のまま2017年が終わるか・・・

———————————
真剣に紙の手帳かデジタルで行くかを迷われていてこのページを訪れた方に・・・

おまけの情報、
 紙の手帳がいろいろ揃ってそうなオンラインストアMark’s Inc.
 ひとひねりある文具好きにassistOn

と、個人的結論。
デジタルに慣れてしまうと後戻りは難しい。
予定管理にはgoogleカレンダー、各種備忘録やアイディアを書きとめるのにはOneNoteを使っております。
理由は、PCからでもスマホからでも更新・確認できるから。
googleカレンダーは個人でプライベート用アカウントと仕事用アカウントを分けて持ってますが、
それらを1つのカレンダーで一緒に見ることもできるし、
家族や仕事仲間との共有も可能。

懐中日記はその後、そういえばどこに行ってしまっただろう・・・
という状態ですが、かわいかったしOK。(2017年8月)

Thank you for visiting ! 

 

 

 

 

KOUSCH【コウシュ】- 1枚で存在感のあるデザインTシャツ。仕事や休日を心地よくクリエイティブなものに。

 

 

 

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